美術学部工芸科漆芸研究室

21.12.13

美術学部工芸科漆芸研究室(担当教員:小椋範彦)

美術学部工芸科漆芸研究室(担当教員:小椋範彦)

漆芸研究室は、2016~2017年にかけてミャンマーのバガン漆芸技術大学との交流プログラム、2018年にはカンボジアの王立芸術大学との交流プログラムに取り組みました。

 2017年度のバガン漆芸技術大学との交流プログラムでは、アジアの漆作家や作品を紹介した国際展「Asian Lacquer Art Exhibition in Myanmar」の関連ワークショップとして、バガン漆芸技術大学にて、双方の地域特有の漆芸技交換を目的とした交流授業を行いました。芸大の学生はミャンマーの教員から、ミャンマー特有の3種類の漆芸技法を数日間かけて学び、また日本の教員がミャンマーの学生に向けた「平蒔絵」技法のワークショップを行いました。

 2018年度は、昨年度のバガンに引き続きシェムリアップで開催された「Asian Lacquer Art Exhibition in Myanmar」に漆芸研究室の教員と学生が参加したあと、プノンペンにある王立芸術大学にて、平蒔絵のワークショップを行いました。

 その後、2019年度 はヤンゴンで開催された「日メコン交流年2019」の一環である展覧会 「Beauty of Mekong Art Exhibition and Painting Competition」に教員2名が参加しました。同展は、ミャンマー政府宗教・文化省が主催する、 メコン川に隣接する地域のアーティストによる作品を一堂に展示した国際展で、ヤンゴンにある国立博物館を会場とし、主に絵画作品を中心に、およそ100点以 上の作品が展示されました。ミャンマーでの展覧会の参加後には、ベトナムのホーチミン市美術大学を訪れ、同大学で漆絵を学ぶ学生や教員に向けて「日本のうるし」の技法・技術や歴史、さらには研究室の取り組みを紹介する講演会を行いました。

また2017年度から2019年度にかけて継続的に実施してきた受け入れ研修プログラムでは、美術学部絵画科油画技法材料研究室と彫刻科とともに、連携大学からの参加者に向けて、日本の美術教育に関するプログラムの企画・実施に取り組みました。漆芸研究室では、平蒔絵をはじめとするうるし技法に関する特別なワークショップや、漆の道具や素材の工房への訪問などを行い、日本のうるしの制作環境や教育状況の共有に取り組みました。